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2016年7月27日

当院でも小児歯科を行っています。子どもは、乳歯から永久歯へ生え変わる事、虫歯になると進行が早い事から、大人とは違った治療方法になる事があります。また、お口の中が大人に比べて狭く治療が難しい事、精神的にまだ未熟な場合もあり、患者様の協力が必要な歯科治療においては、子どもの治療は時に難しい治療になる場合があります。

乳歯は永久歯に生え変わりますが、虫歯を放置して良いわけではありません。乳歯の虫歯は、次に生えてくる永久歯をも弱くしてしまいます。また、永久歯の歯並びも悪くしてしまう可能性もあります。その他にも、乳歯は、言語の発達や、顎の発達など、子どもの成長にとって大切です。

ある程度、子どもが大きくなってくると、治療をする理由や大切さを理解し、歯科治療に協力してくれるので良いのですが、特に小さなお子様の場合には次の事に注意しましょう。
① 治療はなるべく機嫌の良い午前中にしましょう。
② 嘘をついて連れてこないようにしましょう。
③ 怖がらせたり、脅かしたりしないようにしましょう。
④ 「痛くないよ!」も厳禁です。痛みを連想させる言葉を使わないようにしましょう。
⑤ 治療後は、しっかり褒めてあげるようにしましょう。

是非これらの事を守るようにしてください。歯科医院を怖い場所だと植え付けてしまうと、治療が難しくなり、子どもにとっても負担が大きくなります。

できることなら、歯を守るために、お子様には、治療後も予防歯科を受けていただく事をおすすめしています。お子様自身が、安心して歯科医院に通院できるようにしていけたらと思っています。

当院では小児歯科を行っております。お子様の歯の事でご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2016年7月20日

歯周病の原因は歯周病菌です。しかし、歯周病を発症するのには、原因である歯周病菌の存在に加えて、「歯周病になりやすい環境であるか」が挙げられます。

歯周病になりやすい環境を作る要因のひとつとして"タバコ"があります。

タバコを吸っていると、そうでない人に比べて、歯周病に3倍なりやすくなると言われます。そしてタバコを吸っていると、歯周病が治りづらい状態になります。仮に歯周病が回復したとしても、再発してしまう事が多いのも事実です。

このような事から、「タバコを止めない限り、歯周病は治らない」と言われます。

タバコには、様々な有害物質が含まれており、歯ぐきは影響を受けやすい箇所でもあります。タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は、歯ぐきへの酸素の供給を妨げます。また、「ニコチン」により、歯ぐきの中の毛細血管は、血管収縮作用が働き、歯ぐきが酸欠・栄養不足の状態になってしまいます。

血管収縮作用が働く事や、歯ぐきが厚く硬くなる事により、歯周病が進行している場合であっても、歯ぐきからの出血や腫れを感じにくい場合があります。その事により、歯周病である事に気がつきにくいというのも、タバコの影響として挙げられます。自分が歯周病である事に気がつかずに、気づいた時には、重度にまで進行してしまっている事もあるのです。

タバコによる歯周病への影響は、禁煙を始める事により、次第に下がってきます。遅すぎるという事はありません。早く止めればそれだけ、歯周病のリスクが軽減されるのです。歯周病が心配な方、この機会に喫煙習慣を是非見直してみてください。

当院でも、歯周病治療を行っております。歯周病についてご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 https://www.nagisadental.jp/2015periodontitis/

2016年7月13日

歯石は、自分では除去する事はできません。歯垢(プラーク)は、歯ブラシで除去する事ができますが、歯石は歯科医院の専用の器械を使って専門的に除去しなくてはなりません。

歯石は、みがき残した歯垢が、唾液によって石灰化して固まったものです。そのまま放置しておくと、周囲に細菌が繁殖しやすくなり、特に歯周病が進行しやすい状態になってしまうので、注意が必要です。

歯石の付きやすいか付きにくいかは、人それぞれ違いますが、誰しも付着してしまうものです。問題の無い方でも半年に一度は歯石のチェックと除去を受ける事をオススメします。

「歯石をとるのは痛く無いの?」
と不安になる方もいるかもしれませんので、歯石の除去方法を説明したいと思います。

歯石除去は、大きなものは専用の器械を使い、細かい部分は器具をつかって手で除去します。歯を削る器械とは別の種類のもので、超音波で歯石をはじくようにして用います。多少ひびく感じがあるかもしれませんが、歯を削るような痛みではありません。ひびく感じが強い時には、器械のパワーを弱める事も可能なので、遠慮せずおっしゃってください。

歯周病が進行している場合など、歯と歯ぐきの間のポケット(歯周ポケット)の中に歯石が付着する場合があります。そういった場合には、器具をポケットの中に入れ少しずつ除去していきます。歯ぐきをチクチクと触られるような感触があります。歯ぐきの表面の麻酔を使う事で不快感は軽減されます。場合によっては、麻酔を使用する事もあります。

基本的には、痛みはあまりありません。ただし、感じ方は人それぞれですので、不安な場合には、その都度確認されるのが良いと思います。痛みに敏感な方は多くいらっしゃるので、全く恥ずかしい事ではありません。気軽に何でも聞いていただき、できるだけ定期的に歯石を除去していただけたらと思います。

当院でも、歯石の除去を行っております。何かご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
https://www.nagisadental.jp/2030prevention/

2016年7月 6日

「よくお口の中に口内炎ができる」という方はいませんか?

口内炎のほとんどは、「アフタ性口内炎」といって、2〜3㎜程度の赤く縁取られた潰瘍です。ストレスや寝不足、ビタミン不足などが原因で起こります。ほとんどの場合は、1〜2週間程度で治るので心配いりません。
しかし、口内炎が大量にできている場合や、再発を繰り返す場合には、他の病気が潜んでいるかもしれませんので、注意が必要です。

その他口内炎には、物理的刺激で起こる「カタル性口内炎」、ウイルス感染により起こる「ウイルス性口内炎」、「アレルギー性口内炎」「ニコチン性口内炎」があります。

物理的刺激が原因の「カタル性口内炎」は、金属の被せものや、入れ歯のバネが当たっている場合もあるので、歯科医院で調整する事により改善する場合があります。

「ウイルス性口内炎」は、口内炎が一度に複数できる事が多く、熱や痛みを伴うことが多いのが特徴です。手足口病といわれる"ヘルペスウイルス"によるものが最も多いです。その他"ガンジダ性口内炎"の可能性もあります。歯科医院では無く内科の受診が必要です。

「アレルギー性口内炎」「ニコチン性口内炎」は、頻度が少ないですが、放っておくと危険な口内炎です。アレルギーは軽い場合もありますが、場合によってはひどくなる事もあります。また、ニコチン性口内炎は、舌や粘膜に白班ができ、がん化する心配もありますので早めに受診をするようにしましょう。

当院でも、一般診療の他、口内炎など様々なお口の相談もお受けしております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
https://www.nagisadental.jp/

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なぎさ歯科クリニック 院長 中沖泰三

なぎさ歯科クリニック
院長 中沖泰三

医院サイト:
http://www.nagisadental.jp/

私は、看護師の母の背中を見て育ち、歯科医師を志しました。大学病院で口腔外科の研鑽を積んだ後、地方の病院の歯科医長として多様な歯科治療を経験し、その後、インプラント治療にも専門的に取り組んできました。
そして、2007年「なぎさ歯科クリニック」開業後は、歯を守ることを重視した予防歯科に力を入れてきました。
患者さん一人ひとりの症状や環境、生活スタイルに合わせた最適な治療をご提供することで、お口の健康を維持し、全身の健康を守るお手伝いもしたいと考えています。

当院の診療によって、皆さまやご家族の人生がより健やかで充実したものとなること、明るく元気な笑顔となってくださることを、心から願っています。