2022年2月24日

嚥下トレーニングの習慣化による7つの可能性

■嚥下とは?
そもそも嚥下とはどういうものでしょうか?
嚥下とは、いわゆる飲み込みのことです。飲み物を飲む、⾷事を摂る、これらの動作にはいつも嚥下、飲み込みを伴います。あなたもあまり意識していないと思います。
唾液は1⽇1.5ℓ出ると⾔われています。その唾液も無意識のうちに嚥下、飲み込んでいるのです。飲み込みはじめてゴックンと飲み込み終わるまでの時間は約0.5秒、意識する暇もないくらい早いです。
この嚥下という動作を私たちは毎⽇無意識のうちに⾏っているのです。

それでは嚥下ができなくなるとどうなるのでしょうか?
いわゆる摂⾷嚥下障害ということになると思いますが、短期間であれば静脈内にて栄養補給が可能ですが、⻑期になると症例にもよりますが胃ろうという⽅法になることが多いようです。胃ろうになるとどうしても⽣活の質、いわゆるQOLが低下してしまいがちです。
⾷欲は⼈間の欲求のうちの⼀つですが、無くなる⼨前までその欲求はあると⾔われています。⼝から⾷物を摂ることができるのは本当にありがたいことなんです。
以上のことでも嚥下という動作は⽣命維持に⼤切なものだということがわかります。

■嚥下トレーニングについて
私⾃⾝⻭科医をしてはいますが、最近まで嚥下に関してあまり知ろうとは思っていませんでした。きっかけは割愛しますが、嚥下について知れば知るほど興味が出てきてついには嚥下トレーニング器具を⾃分で考案し、商品にまでしてしまいました。

商品名:温活キャンディ

トレーニング器具について知りたいと思われた⽅は、最後にお問い合わせ、質問フォームを設けましたのでそこからお願いします。
この嚥下トレーニング器具を使いトレーニングをしてみてこの数ヶ⽉体験、経験してきたことがありますので、それを綴ります。不快に思われる⽅もいらっしゃると思いますがご容赦ください。
嚥下トレーニングですがやはり簡単で、持ち運びもでき、いつでもどこでも⼿軽にできる、しかもながらトレーニングができるものがいいと思っています。
嚥下トレーニングを習慣化して⼼⾝ともに健康になれると私⾃⾝信じております。

■誤嚥性肺炎の予防
さて嚥下トレーニングを習慣化することで起こる可能性についてですが、まず⼀つは誤嚥性肺炎の予防です。
肺炎で⼊院される80歳以上の⽅の中で80%以上は誤嚥性肺炎で⼊院されると⾔われており、それだけ多くの⽅が誤嚥性肺炎を起こしているというのが現実です。
誤嚥とは簡単にいうと、⾷べ物や唾液などが誤って気管内に⼊ってしまうことを⾔い、誤嚥性肺炎とは誤嚥により発症する肺炎のことで飲み込みに関する機能が低下していると考えられます。
事故などにより機能低下する場合もありますが、やはり年齢を重ねると嚥下機能が低下してくるようです。
そこで嚥下トレーニングを習慣化することによって、少しでも年齢による機能低下を遅らせる、または改善することが⼤事になってきます。

■⾎流の改善
嚥下時に使う咽頭収縮筋は迷⾛神経に⽀配されています。迷⾛神経は⾃律神経の中の副交感神経です。⾃律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、簡単に⾔うと副交感神経はリラックスしている時の神経です。副交感神経が刺激されると⾎管内⽪から⼀酸化窒素が分泌され結果として⾎管が拡張します。⾎管が拡張されると⾎液の流れ⾎流は良くなります。次の項⽬にも関係しますが、⾎流が良くなると体温が上がります。
実際サーモグラフィーを使⽤して私⾃⾝、その他⼗数名にて確認しており、トレーニングを3分、5分していくと徐々に上昇するのが視覚的にも確認できました。体感としては顔が⽕照った感じがしてきて、それがしばらく続きます。

■低体温の改善
⾎流の改善により体温の上昇が認められるので低体温の⽅も改善する可能性があります。
低体温とは、体温が36度以下のことを指します。体温が35.5度になると⾃律神経の乱れ、アレルギー症状が現れると⾔われています。35度になるとがん細胞が増殖しやすくなるとも⾔われています。低体温の⽅は癌が多いとも⾔われています。
低体温になると⾎流が悪くなり、免疫機能︑内臓機能等に影響を及ぼし、⾃律神経のバランスが崩れ、呼吸、⾎液の循環消化などの働きの不調にもつながります。
嚥下トレーニングを習慣化することで改善の余地はありそうです。

■ダイエット効果
ダイエット効果は嚥下と全く関係ないと思われるかもしれませんがそうではありません。
実際私⾃⾝4ヶ⽉で8kg痩せました。⾷事特にお⽶⼤好き、お酒など制限なし、運動しない、ジムにも⾏かない私ですが、今は嚥下トレーニングをはじめて11ヶ⽉になりますが、10kg痩せておりリバウンドもありません。
当初は痩せようと思ってやっていたわけではありませんが、4ヶ⽉⽬に気付いたら8kg痩せていたのです。
私も不思議でしたが,ある書籍には体温が1度上がると代謝は12%以上上がるとありました。おそらく代謝が上がったんだと思います。
ダイエット効果にはまだ臨床試験等必要ですが,可能性はとてもあると思っています。

■リラックス効果
⾎流の改善の項でも述べましたが、嚥下トレーニングで副交感神経を刺激します。
副交感神経はリラックス時の⾃律神経ですのでこれは当然だと思います。
私⾃⾝脳波測定をしてみました。
脳波は睡眠状態に出るデルタ波、ウトウト状態のシータ波、リラックス状態のアルファ波、集中状態のベータ波があります。アルファ波はさらにアルファ1、2、3波と分かれ、リラックスと集中状態のバランスが取れているのがアルファ2波です。スポーツ選⼿は、このアルファ2波の状態をキープできるように訓練しているようです。
結果から申しますと、嚥下トレーニングをした後ではアルファ2波が嚥下トレーニングする前の2倍になっていました。誤解がないように⾔いますと、アルファ2波が出ている時間が2倍増えたということになります。
このことからもトレーニングをしている最中、トレーニング後もリラックス効果は期待できると思っています。

■認知症予防
認知症に関連する脳の部分は︑前頭葉と⾔われています。
前頭葉に刺激を与えて認知症予防をしようということですが、前頭葉を刺激するにはよく噛む、⻭がない⽅は⼊れ⻭を作ってできるだけ噛むようにしましょうと⾔われてきました。
噛む刺激も⼤事ですが、もう⼀つ表情筋を動かす刺激することでも脳の前頭葉は刺激できます。嚥下⾃体ではそこまで表情筋を刺激しないですが、私⾃⾝が考案した器具を使⽤すると⼝輪筋という表情筋を刺激できます。またほうれい線にもアプローチできます。これにより認知症予防も期待できると考えています。


■免疫⼒の改善
さて免疫⼒の改善ですが、これは臨床試験をするにはとてもハードルが⾼いものになります。
もともと私が器具を考案したのは、はじめはコロナ対策からでした。
その当時ワクチンはなく、治療法も確⽴されておらずコロナに対してはお⼿上げ状態でした。そこで頭をよぎったのは免疫⼒でした。
免疫⼒はどうしたら上がるのか。
私の中の答えは、体温を上げることというものでした。体温を上げると免疫⼒は上がる。体の⽩⾎球の活性化する温度が37度38度ということからもなんとなく想像できます。
嚥下トレーニングにその可能性があると、私⾃⾝信じています。
ただそれを証明するのは、先ほども述べましたがかなりハードルが⾼いです。
これは今後の課題ですが可能性はあると思っています。

■おわりに
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
⾃⾝の体験によるものもありますが、仮説的なものもありました。お許しください。
ただ嚥下はとても⾝近なものなのにあまり分かっていませんでした。
嚥下は⼤事です。それを再確認していただきたいです。
私の夢は、⽇本のみならず、全世界の⽅が嚥下トレーニングを習慣化し、⼼⾝ともに健康な⽣活を送ってもらいたいというものです。
まだまだ研究不⾜な⾯がありますが、必ず嚥下トレーニングの習慣化があなたの健康の⼀助になる⽇は来ると信じております。

血流を良くして万病予防

■そもそも血液とは
そもそも血液ってなに?

血液とは、赤血球、白血球、血小板などの細胞成分と、血しょうと呼ばれる液体成分から成り立っており、人間の体重の約8%を占めています。(体重50kgの人の場合約4kgの血液が流れているという計算になります)
血液の役割は、簡単に言うと、からだの1つ1つの細胞に栄養と酸素を送ることです。

■血流とは
それでは血流とは何でしょうか?

その字の通り、血液の流れのことです。血流がいいとは血液の栄養成分、酸素が1つ1つの細胞まで届けられている状態を言います。逆に血流が悪いとは、栄養成分、酸素が十分に行き渡っていない状態を言います。

■血流が悪いとどうなるの?
血流が悪いと、どうなるのでしょうか?

血流が悪いと、体に様々な不調を起こします。
体温を保っているのは、血液です。血液はからだの組織、細胞に必要な栄養・酸素を届けるとともに、筋肉や内臓で生み出された熱を運ぶ役割も果たしていて、血流と体温はお互い密接な関係にあります。体が冷えると血流も悪くなり、血流が悪くなれば体温が下がる、と言った具合です。

■低体温とは?
健康な人の体温は、体内より少し低い36度〜37度と言われています。
36度以下の場合、低体温と言われています。ちなみに発熱ですが、健康な状態よりも1度上がった状態を言います。

■低体温だとどうなの?
体温36度以下を低体温と言うと言いましたが、低体温だとどうなるのでしょうか?

低体温は病気でないから大丈夫と考えているかも知れませんが、低体温になると血流が悪くなり、免疫機能、内臓機能等に影響を及ぼします。さらに低体温は自律神経のバランスの不調とも関係しており、自律神経のバランスが崩れることにより、呼吸、血液の循環、消化などの働きの不調にもつながります。ちなみに体温が36度で震えにより熱産生が起こります。35.5度で自律神経の乱れ、アレルギー症状が現れます。35度では、がん細胞が増殖しやすくなり30度になると意識が消失する、と言われてます。

■低体温を改善するには?
それでは低体温を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?

さまざまな方法が、いろいろな書籍、媒体で紹介されています。
例えば、低体温を改善するためには、体を温めればいいのですから、体を温める食材(生姜など)を摂取するとか、運動をしましょうとか、入浴方法を工夫するとかです。

それぞれに効果はあると思いますが、なかなか続けて行くのが難しく、例えば運動にしても自分の好きな時間に好きな時間だけすることができません。

■嚥下について
ここで嚥下について説明します。

嚥下とは、簡単に言うと、飲み込む動作のことです。
なぜここで嚥下というキーワードが出てきたかというと、結論から言うと、嚥下トレーニングを習慣化することによって低体温を改善することができるからです。
嚥下をすることにより、迷走神経を刺激します。迷走神経は、副交感神経です。副交感神経の役割の一つに血管を拡張するというものがあります。血管が拡張すれば、血流が良くなり、低体温の改善につながると言った具合です。しかも、迷走神経は他の副交感神経と違い、全身に分布しています。そのため全身の血管を拡張し、全身の血流を良くすることができるのです。

■嚥下トレーニングの習慣化
嚥下を繰り返すことで、迷走神経を刺激し血流が良くなることは、先ほど述べました。
それではどうやって嚥下をしていくのでしょうか?
ただ飲み込むだけ?、それでもそこそこ大丈夫です。

嚥下を繰り返し行うと体温は数分で上がるのです。
自分の体験ですと、約3〜5分。これはサーモグラフィーで確認しました。また血流スコープにて、視覚的に血流が改善するのも確認しています。

この嚥下トレーニングは、好きなときに好きなだけ、ながらトレーニングができます。食事を作りながら、掃除をしながら、テレビや動画を見ながらです。

実は、そのトレーニング器具もあります。
自分が使用してみての感想ですが、いつでもどこでも簡単にできます。自分は車通勤なので、運転中に使っています。
個人的な感想ですが、トレーニングを習慣化し、続けることで、体温はもちろん上がりましたし、肌がツルツルになりました。
 一番驚いたのは、4ヶ月で8kg痩せたことです。(あくまで個人の体験です。)
(*トレーニング器具に興味ある方は、最後にお問い合わせフォームを設けていますのでお問い合わせください)

嚥下には色々可能性があると考えています。

■血流を良くして低体温を改善しましょう!
様々な書籍にも書いていますが、体温は低いより高い方がいいというのは明らかのようです。あなたが血流をよくし、体の不調を改善し、健康生活を送ることを願っております。

カウンセリングをおこなっております

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