虫歯の原因って何?
「甘いものを食べたら虫歯になる」「歯みがきをきちんとしないと虫歯になる」というような事を子どもの頃から言われてきた人も多いのでは無いでしょうか。
確かにそのとおりです。"甘いもの"や"みがき残し汚れ"は虫歯の原因になります。しかし単純にそれだけで、すぐに虫歯になるわけではありません。虫歯は、いくつかの原因が重なって発症します。
虫歯の原因は、主に3つ「虫歯菌」「甘いもの」「歯の質」、そこに「時間」という要因が加わって、虫歯になります。それぞれについて解説したいと思います。
1. 虫歯菌
主にミュータンス菌が虫歯の原因になります。ミュータンス菌は「糖」を栄養にして、歯を溶かす「酸」を産生します。ミュータンス菌がお口の中に存在するだけでは、虫歯にはなりません。歯に長い時間付着させない事が重要です。
2. 甘いもの
「糖」は虫歯菌の栄養源になります。特に甘いお菓子や、ジュースなどは、虫歯リスクを高めます。
3. 歯の質
歯の質によって、「酸」への溶けやすさが変わります。歯の質が強い人も居れば、弱い人も居ます。また、永久歯よりも乳歯の方が、歯の質は弱く、虫歯になりやすくなります。生えたばかりの歯も、表面が未熟で虫歯になりやすくなるので注意が必要です。
4. 時間
特に「甘いもの」との関係が重要です。甘いものを食べた後、通常はほぼ中性を保っているお口の中ですが、「酸性」に傾くようになります。これが、30分から40分かけて中性に戻るのですが、甘いものをダラダラと食べていると、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、溶けやすい状態になります。特に飲み物は、ダラダラと摂取しがちなので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。虫歯はこれらの原因が重なって発症します。
当院では、予防歯科を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 https://www.nagisadental.jp/2030prevention/